【質問】雇用調整助成金に該当しそうですが、労働局は電話がつながりません。売上は下がり、気持ちばかり焦って何から手を付けたらいいか分からない状況です。どうしたらいいでしょうか?
【回答】特例期間中(2020年6月30日まで)は、事後申請が認められていますので、まずは落ち着いてください。そのうえで、まずは下記の資料や動画を見ていただいて、雇用調整助成金がどのようなものなのかアバウトに掴んでください。
●「雇用調整助成金ガイドブック(簡易版)令和2年4月13日現在」
資料や動画を見てもやはりよく理解ができないという方、もう少し具体的な内容が知りたい方は、下記コールセンターもご利用ください。
●学校等休業助成金・支援金、雇用調整助成金コールセンターの連絡先は以下の通りです。>
0120-60-3999
受付時間 9:00~21:00(土日・祝日含む)
※ただし、コールセンターは基本的なこと、ガイドブック等に記載していることくらいしか答えてくれませんので、その点はご注意ください。
ある程度の助成金の概要を掴んでいただいて、要件を満たせそう、助成金を使えそうと判断できたなら、
①従業員の意見を聞く(休業を与えることを考えているが、どう思うか?)。
→働かずに6割の休業手当でいいですという人もいれば、休業せずに働きたいという人もいます
②休業手当をいくら支給するかを決める
(アバウトに言うと、従業員それぞれに対し、決まった金額の6割負担が必要です)
③仕事量に応じて休業計画をざっくりと立てる(誰を、どれくらい休業させるべきか)
④従業員に通知し、休業をどんどん実施する
この流れで進めるのをオススメします。この時点では、助成金の書式がどうとかは無視していただいて結構です。
厳密に言えば、③の前に従業員代表を1名決めたり、その方と休業協定書を交わしたりすることが必要ですが、それは事後で構いません。資金繰りが問題なければ、6月中旬くらいまでにやれば問題ありません。
⑤給与の支払日が来たら、休業した日について休業手当を支払う
⑥すでに実施済の計画届を事後で提出する。まだまだ休業が必要な場合は、同時に「次の休業」についての計画届を出す
⑦支給申請をする
大まかな流れは上記の通りです。あまり先を考えすぎると何も進まないので、まずは厚労省の動画や資料を見ていただいて、①~④まで進めてください。